私について
私は中学・高校では一般的な普通科に通っており、理系を選択していました。大学では私立の情報工学科に進学し、プログラミングやセキュリティなど、ITに関する幅広い分野を浅く学びました。
研究では、AIモデルを使って牛の斑点模様から個体識別を行うという、見た目は面白そうだけど、実際は地道なデータ収集作業が中心というテーマに取り組みました。
学科が情報工学だったこともあり、就職先は自然とIT企業を志望。SIerやコンサルなどの業界について深く理解していたわけではなく、「とりあえず大手に入れば、やりたいことが見つかったときにやらせてもらえるだろう」という、ある種楽観的な気持ちで就職活動をしていました。
どんな会社だったのか
私が入社したのは、アメリカに本社を構えるグローバルIT企業です。全世界で従業員数30万人を超えると言われており、コンサルティングからAI、ブロックチェーン、システム開発など、幅広い分野を手掛けていました。
入社時にはグループ全体で600人以上の新入社員がいて、最初の3ヶ月間の研修で「本当に優秀な人が多いな」という印象を受けました。
良かった点
まず、3ヶ月間の新人研修が非常に充実していました。特にコンサル的な思考法を学ぶ機会が多く、フレームワークを使って架空の事例を分析する演習や、グループワーク・ロールプレイなどの体験型トレーニングが用意されていました。社会人としての基本的なマナーに加え、論理的な思考力を養えたのは本当に良かったと感じています。基礎は大事ですからね。
また、Udemyが無料で見放題だったり、英語学習の機会も多く用意されていたりと、社員が自発的に学ぶことをサポートしてくれる環境が整っていました。
私が入社した当時はコロナ禍だったため、ほとんど出社の機会がなく、オフィス設備についてはあまりわかりません。
悪かった点
これはこの会社に限らず大企業あるあるだと思いますが、新人が任される仕事は基本的に面白みに欠けるものでした。マニュアル通りの作業、情報収集、データ入力など、単調なタスクが多かったです。
私はもっと裁量を持ってチャレンジできる仕事や、クリエイティブなことがしたいと思っていました。そこで部署異動も検討しましたが、入社前に聞いていたような柔軟な移動制度は実際にはあまり機能していませんでした。
もちろん異動できる人もいますが、実現するには多くのハードルがあります。たとえば、異動先の上層部とアポイントを取り、なぜ異動したいのかを説明したり、その部署にポジションが空いているか確認したりと、手間がかかるプロセスが必要です。
「これなら転職したほうが早いかも」と思い、私は転職を決意しました。
転職して今何をしているのか
現在は社員10人にも満たないスタートアップ企業で働いています。毎日が学びの連続で、忙しくもとても充実した日々を送っています。
スタートアップでは、いつ会社が潰れるか分からないという不安定さがあります。その分、自分の市場価値を常に高め続ける必要があります。
大企業のように整った学習環境や、会社負担での研修などは基本的にありません。だからこそ、「自分で自分に投資すること」が最も大事になります。
それでも、自分のスキルが着実に伸びているのを日々実感でき、何よりもCEO直下で経営にも関われる環境は非常に刺激的で楽しいです。
今後の展望
将来的には、自分自身で会社を起業したいと考えるようになりました。その第一歩として、まずはフリーランスとして独立し、経験と実績を積んでいきたいと思っています。
最終的には「ユニコーン」と呼ばれるようなスタートアップを創業することが夢です。
